「全員一丸となって最後まで全力でやり切ろう!」児童会長のスローガン発表からはじまった運動会練習。練習に励む中で変わっていく子どもたちの表情を見ながら、失敗と成功を繰り返すことで、運動会への気持ちが高まっていくのを感じました。友だちと一緒に運動に親しみ、その楽しさを感じ合うことが運動会の大切な目標になりますが、表現運動など自分の思うようにならず、不安や辛さを感じることもあったと思います。組体操の練習が始まったころ、倒立や組技など成功させることができず、苦労する子どもがいました。その姿は辛そうにも見えましたが、どうすれば成功させることができるのか、友だちや先生と考え合いながら、上手くいかなくても挑戦を続けました。挑戦を続けると、子どもと子ども、子どもと先生の間に助言や励ましの声がけが増え、練習の雰囲気が変わっていきました。運動会の数日前の練習では、ほどよい緊張感と楽しさ、一体感が感じられ、練習がはじまった頃とは全く違う雰囲気がありました。「進化」とか「創り出す」とは、こういったことなのだと思います。運動会では、あの時には辛そうに見えた子どもが、緊張感と楽しさをその表情に浮かべながら、友だちと一緒に全力でやりきる姿がありました。全ての動きを自分の思うようにはできなかったとしても、その佇まいと素晴らしい演技に感動しました。全員一丸となって最後まで全力でやり切った子どもたち、素直に努力することのできる座光寺小学校の子どもたち1人1人に「素晴らしい運動会をありがとう」と言いたいです。

運動会の前日に「明日の運動会が楽しみ。お家の人にはやく見せたい。」とお話してくれた子がいました。頑張ってきた自分に手ごたえを感じているようで、「お家の人にはやく見せたい。」という思いが、すごく微笑ましいと思いました。頑張ってきた子どもたちが、この運動会に満足感や達成感を感じることができたのは、お家のみなさん、地域のみなさんの応援や声がけのおかげです。たくさんの応援とご協力、温かなご支援をいただき、誠にありがとうございました。

PTA作業など、運動会に向けての環境整備につきましても、保護者の皆さまのお力添えにより、子どもたちが気持ちよく学習や生活のできる環境が整いました。また、運動会当日に行うことのできなかったテントの片づけにつきましても、PTA役員の皆さまが平日にもかかわらず、お手伝いに来てくださいました。皆さまの温かいお気持ちとご協力に、心より感謝申し上げます。